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2013年(平成25年)











 

夢と魔法とスリルにあふれた名作

映画「マジック・ツリーハウス」

映画「マジック・ツリーハウス」が公開と同時に感動と夢を与えている。子供ばかりでなく大人にも多くのことを気づかせてくれる作品。「子供たちと一緒にみて良かった」との声が多く聞こえている。

見事なまでの夢と感動とスリルにあふれた名作のできばえ。

原作は「マジック・ツリーハウス」。1992年にアメリカで発行され、子どもたちのクチコミで火がつき大人気となった児童書。2011年3月までに45巻を刊行している。子どもの読書運動を推し進める教員や保護者の間で評価が高まり、小学校の教材にも採用され全世界で1億部という大ベストセラーになっている。

日本でも2002年にシリーズがスタートしてから、全国の小学校の「朝読の時間」で支持されるなど、学校の先生や、子どもたち、母親のクチコミで広がり、2011年3月までに、29巻330万部を超える大ベストセラーとなった。現在も図書館で「貸し出し中」が続き、借りるのがむずかしいほどの大人気シリーズとなっている。

物語をひと言で表現すれば、「仲よし兄妹の夢と魔法とスリルいっぱいの大冒険」となる。これだけでも子供たちの心をつかむシチュエーション(設定)といえる。具体的には、本と勉強が大好き、だけどちょっぴり気が弱い男の子「ジャック」。そして、冒険大好き、どんな動物ともすぐ仲よくなれる元気な女の子「アニー」。兄と妹、性格は全く違う二人。だけど、ジャックとアニーはいつも仲よし。ある日、二人は森の木の上に、ふしぎな小屋を発見する。それは、自由に時空を超えあらゆる場所へと移動することができる、魔法のツリーハウスだった。二人はそこで、ネズミの姿に変えられてしまったモーガンと出会う。そして、モーガンを救うために、4つの国に隠されたメダルを集めることになる。さまざまな時代、さまざまな場所で試される幼い兄妹の知恵と勇気。たくさんの出会い、そして危機を乗り越えて、果たして二人は、魔法の世界を救うことができるだろうか。

2012年1月7日の公開を前に、映画の世界にも登場する「恐竜の世界」へ招待するイベントが。神奈川県川崎市で開催された。2011年10月22日に長女を出産し母親となった神田うのさんが自らのブランドでハートとアニマル柄の着物に身を包み登壇した。また「本の世界に魔法の力で飛び込むファンタジー」という作品の内容にちなみ、Mr.マリックさんが超魔術を披露し会場である「ラゾーナ川崎プラザ」のルーファ広場を盛り上げた。

神田うのさんが登壇すると、会場を埋め尽くした400人ほどの観客から「かわいい~」などといった歓声があった。映画を一足先に鑑賞した神田さんは、「ワクワクして、すごく楽しかった!娘を出産して今日で73日目だったと思うんですが、そんな娘と主人の3人で映画を観させてもらいました。映画は、楽しい冒険ファンタジーだけじゃなく、いろんな事を学ぶことが多い作品。人は一人では生きていけない。助け合い、協力し合いながら成長していくということを教えてくれるんです。娘が大きくなったらもう一度一緒に観たい映画です!それとも本のほうが先かな?」などと、映画の魅力や娘さんの成長を想像しながら喜んでいる様子を垣間みせていた。

その後、「マジック」と「マリック」をなぞらえてサプライズゲストとして超魔術師であるMr.マリックさんが登場。Mr.マリックさん自身3人のお孫さんがいる。小学2年生と4年生のお孫さんが「マジック・ツリーハウス」にはまっているらしく、この作品に登場する「ピーナッツ」”に釘付けだったという心温まるエピソードを語った。

◎作品概要
監督=錦織博
脚本=大河内一楼
原作=メアリー・ポープ・オズボーン
キャラクター原案=甘子彩菜
キャラクターデザイン・総作画監督=柳田義明
美術監督=水谷利春
音楽=千住明
声の出演=北川景子、芦田愛菜、山寺宏一、水樹奈々、真矢みき
主題歌=植村花菜「メッセージ」(キングレコード)
アニメーション制作=亜細亜堂
配給会社=ギャガ
(C)メアリー・ポープ・オズボーン/「マジック・ツリーハウス」製作委員会
公式サイト http://magictreehouse.jp
上映=2012年1月7日から新宿ピカデリーほか全国ロードショーで公開中

【解説】
原作が作り出した世界を見事に映画の時空間に再現している。その空間の中に引き込まれていく演出と絵づくりは見事にモンタージュされている。丁寧な作品づくりには敬意を表する。この作品を通して多くの子供たちが「自分の夢」を持ち、大きく膨らませてくれるのではないかと確信できる作品。(富小路常明)