STARは踊る。スポットライトの中で。
NIPPO - ENTERTAINMENT.COM
2013年(平成25年)











 

気仙沼を舞台にした堤幸彦監督のドキュメンタリードラマ

TBSテレビ

被災地・気仙沼を舞台にしたドキュメンタリードラマを気鋭の監督と評価の高い堤幸彦監督作品「Kesennuma,Voices.東日本大震災復興特別企画~堤幸彦の記録~」が、2012年(平成24年)3月11日に、CS放送のTBSチャンネルで放送される。スカパー!では無料放送を行うほか、J:COM、ひかりTVでは無料のオンデマンド配信を行う。

「被災した人々を思うきっかけになれば」と堤幸彦監督。

この作品は、妹夫婦を津波で亡くしたアナウンサー生島ヒロシ氏の長男である生島勇輝と次男の生島翔が出演し、被災した気仙沼の人たちの生の声を聞いていく構成。物語は、ボランティア活動のため気仙沼に向かう生島兄弟の出発から始まっていく。叔母一家を失うことで深く大震災に関わり、傷つきながらも、どう対処すべきか答えを見いだせない東京在住の二人。気仙沼での日々を通じて、震災がもたらしたものに直面し、自分自身の現状と向き合わざるを得なくなる。どんなに溝を掘っても掘っても終わらないボランティア活動の無力感と喪失感。復興の困難な状況の中、やがて変化していく二人の心。そこには、苦しくともゆっくりと立ち上がっていく気仙沼の人々が映し出されていく展開。

主題歌は「春の永遠」。気仙沼出身で在住のシンガーソングライター、熊谷育美があまりにも美しく被災地の様子を歌っている。

堤幸彦監督は「気仙沼にはロケでお世話になっていました。そこに大震災が起き、自分にできることは何か?という想いから、この作品を撮影するまでに4回ボランティア活動をやりました。その時は、気仙沼で映像作品を撮るのは無理だろうと思っていました。自分は東京にいて、何をしていいのかわからない状態であり、その距離感を自分の中で把握することができなかったためです。
そんな時、震災とは関係なく、テレビ番組のアシスタントディレクターの時代からお世話になっていた生島さんに息子さんを紹介していただく機会がありました。その後、ふと、このお二人は、立場的に自分と似ているなと思ったんです。気仙沼にルーツを持ちながら、東京で育ち暮らしている。気仙沼との距離感を計りかねている私と、おばさんのことをどう捉えていいのか分からないお二人。その共通する悔しさや限界を主軸にすれば、映像が撮れるかも知れないと思ったんです。そこで2人を主人公にした準架空の物語を縦軸、被災地の現実を伝える〝顔が見える人達の声〟を横軸にしたドキュメンタリードラマにしました。
震災で心を痛め、自分はどうしていったらいいのかと悩んでいらっしゃる方はたくさんいると思います。それは主人公の生島兄弟の心情にも一致するわけで、彼ら自身の心の動きを感じ取っていただき、“日本人としてどう向きあっていくべきか”ということを考えていただける小さな、ささやかなきっかけになれば、と思ってます」とのコメントを発表した。

◎堤幸彦(つつみゆきひこ)監督のプロフィール
1955年、愛知県生まれ。TVディレクターとしてキャリアをスタートした後、TVドラマ「ケイゾク」「SPEC」など、ヒット作・話題作を連発。今年は映画「劇場版SPEC〜天〜」の公開が控える。

◎出演した生島勇輝(いくしまゆうき)プロフィール
1984年、東京生まれ。米国に語学留学後、玉川大学芸術学部でパフォーミングアーツを学ぶ。2011年より俳優として活動開始。舞台『KIRA~赤穂事件推理帳~』などに出演。

◎出演した生島翔(いくしま しょう)プロフィール
1985年、東京生まれ。ダンサー、俳優、昭和大学医学部研究生。15歳でダンスを勉強するために単身渡米、ニューヨーク大学ティッシュ校ダンス科を3年で卒業。その後、ドイツ・カッセル州立劇場とダンサーとして契約、ヨーロッパに拠点を移す。2010年に帰国、ダンス、TV、ラジオ番組など様々な分野での活動を行う。また、2012年から昭和大学医学部の研究生として、呼吸の研究を行う。

◎主題歌を歌う熊谷育美(くまがいいくみ)プロフィール
1985年、宮城県気仙沼市生まれ。中学時代から作り始めたオリジナル曲は、これまでに約350曲。2009年11月シングル「人待雲(ひとまちぐも)」でメジャーデビュー。2010年5月に発売されたシングル「月恋歌(げつれんか)」が、映画「劇場版TRICK・霊能力者バトルロイヤル」の主題歌に起用され話題に。2011年4月20日に4枚目のシングル「雲の遥か」をリリース。このシングル「雲の遥か」は2011年3月10日に完成、翌3月11日、彼女は地元気仙沼で未曾有の大地震と大火災、そして大津波に遭遇。精神的ショックからしばらく音楽活動が困難になるが、地元の人たちの応援などにより、活動を再開。
ファーストアルバム「その先の青へ」は、第4回「CDショップ大賞2012」において入賞を果たすと同時に、「東北ブロック賞」を受賞。