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2013年(平成25年)











 

モノクロ映像とサイレントが描く感動の物語

映画「アーティスト」

「今年最高の1本」と言われ、アカデミー賞の作品賞、監督賞、主演男優賞、衣装デザイン賞、作品賞を受賞した「アーティスト」。その国内ロードショーが、明日2012年(平成24年)4月7日より全国のスクリーンで上映される。
© La Petite Reine – Studio 37 – La Classe Américaine – JD Prod – France 3 Cinéma – Jouror Productions – uFilm

演出力に高い評価。モノクロとサイレントがより感動を高めている。

この作品の特長は、モノクロ映像(白黒映画)とサイレント(台詞がない)の2点。それでいながらぐいぐいと物語の中に引きこまれていく。ミシェル・アザナヴィシウス監督のマジックのみごとさと言える。「今年最高の1本」とは映画宣伝のコピーだが、決して嘘ではない。悔やまないように必見。

日本の近代映画協会が製作した「裸の島」。監督は新藤兼人。音楽は林光。出演は、音羽信子と殿山泰司。この映画もモノクロで、世界の各映画祭で高い評価を得た。この中でも、物語の設定を描く映像であるドラマの設定を描く「エスタブリッシングショット」がみごとで、合わせて音楽が描かれる映像の感性を高める役割を充分に果たしている。

この作品「アーティスト」でも、みごとな「エスタブリッシングショット」が冴えわたる。丁寧に撮影された各ショットを積み重ねることでみごとなモンタージュが再現され、演技とあいまって質の高い作品となっている。クローズショット(アップの映像)を見るよりエスタブリッシングショット(ロングの映像)に注目すると、サイレント時代の映画の良さが物語と共に理解できる。

カンヌ映画祭で「パルムドッグ(最優秀犬賞)」を受賞した主人公ジョージの愛犬「アギー」。誰もがアギーの演技に感動したはず。自らも悲劇の中から生き続けているアギーは、人生の機微をみごとに理解して演技を続けている。





犬とのコミュニケーションができる福田彩乃さん

そのアギーの演技を讃えて、公開前に犬同伴の「愛犬家試写会」が開催されていた。東京・代官山の会場に多くの愛犬家が集まり、公開記念試写会をに参加した。上映に先立ち、国際セラピードッグ協会の大木トオル代表が、セラピードック活動の紹介が行われた。続いて、福田彩乃さんが登場し4キャラクターを演じたが、最後に犬のキャップを歌舞って登壇すると、会場の犬が反応。福田彩乃さんとコミュニケーションする場面があった。