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2013年(平成25年)











 

衝撃的な記者会見。「凛として戦争に立ち向かう」

東京国際映画祭=「一枚のハガキ」記者会見

「戦争はしてはいけない。いかなる理由があっても」。その一言から「一枚のハガキ」の記者会見がスタートした。新藤兼人監督と共に、主演した豊川悦司さんと大竹しのぶさんも登壇。「これが最後の作品。身体も動かなくなったし、頭の働きも悪くなった」と、会場を笑わす。しかし、その後に新藤監督の話す言葉に多くの記者が感動した。

小さな映画人の小さな作品

32歳の時に徴兵されて軍隊に。武器を持つ役割ではなく掃除が任務だったという。その後、100名の中から94名がくじ引きで戦地に。新藤監督は残る6名に入ったという。そうした木か君特の経験がこの作品に生きている。「小さな映画人の小さな作品です。(メディアに向かって)みなさん。よろしくお願いします」と言って記者会見を終わった。

舞台から降りて車いすに乗り会場を出るとき、左手を大きく挙げて記者に「お礼」のメッセージ。その後ろ姿が実に素敵だった。新藤兼人。98歳。その言葉に大竹しのぶは涙し、泣きながらシャッターを押したカメラマンもいた。

◎あらすじ
戦争末期、100名の中からくじ引きで94名が選ばれて戦地に。その1人から一枚のハガキを託された。そこには「今日はお祭りですが、あなたがいらっしゃらないので、何の風情もありません」と書かれていた。そこから物語が始まる。

◎スタッフ
監督・脚本・原作=新藤兼人
プロデューサー=新藤次郎
音楽=林光
撮影=林雅彦

◎キャスト
森川悦司、大竹しのぶ、倍賞美津子、六平直政、他



重みのある言葉に会見場は緊張。



新藤兼人監督の言葉に涙する大竹しのぶさん。



とても価値のある作品に参加できた喜びを語る豊川悦司さん。