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2013年(平成25年)











 

良質の作品が誕生。函館方式による映画協力体制が確立

第23回東京国際映画祭=「海炭市叙景」記者会見報告

この映画を作り出すきっかけから、制作費の調達、そして出演者の手配など「函館」がなければ生まれなかった映画。それが「海炭市叙景」。海炭市とは函館をモデルにした架空の街。この街で起きる出来事のいくつかがオムニバス的に叙景として描かれていく。坦々とした物語の中に人間の姿がみごとに表現されていく。奇をてらわない丁寧な演出が冴えわたる。
▲「海炭市叙景」のワンシーン。
写真=C) 2010 Yasushi sato/"Sketches of Kaitan City" Production Committee

多くの人の協力で完成した作品

第23回東京国際映画祭のンペティション部門にノミネートされている「海炭市叙景」。熊切監督が2年前に函館で映画館を営む菅原氏から原作を渡されたのが映画製作のきっかけ。函館市民を中心に「映画 海炭市叙景 製作実行委員会」が立ち上がり募金による制作費調達も行われた。

リアリティを出すために映画は全てロケーション。そのロケーションを函館市民が支えた。スタッフや機材の運搬、ロケーションマネージメントの実施、エキストラの手配など、制作の全ての面で函館市民の協力があった。「たくさんの人々の力で出来た映画です」と、熊切和嘉監督はいう。事実、函館市民は「自分たちの映画」としてとらえている。作品の上がりも良く期待される作品のひとつと言える。

2010年(平成22年)10月28日に行われた記者会見では、熊切和嘉監督、加瀬亮(俳優)、南果歩(女優)、小林薫(俳優)、三浦誠己(俳優)が登壇して行われ息のあったところを見せた。



「雪待ち、太陽待ち、くも待ちで作品を丁寧に作りました」と。



「熊切監督の中では最高傑作です」と南さん